ウィンタースポーツとケガ
先日知人がケガをし、その症状を見聞きしたことで、 9年前の自分の状況をフラッシュバックしてしまいました。
9年前の3月にアマチュアの大会としては大きなコンペで良い成績をあげ、 大した実力もないのに調子こいていた私は、、、
わずか3週間後には春のキッカーで飛びすぎて、左足をバキバキに骨折し、即入院。
足の骨折の人はご経験あると思いますが、カカトに針金を貫通させておもりで牽引され、 ベッド上から動けない生活になりました。←ちなみにカカト貫通は麻酔なし、、、
んでもって受傷から9日後にようやく手術をしてもらい、 晴れて寝返りも打てないベッド固定生活から開放されました。←食事もトイレもベッド上でした、、、
結局のところ入院1.5ヶ月、松葉杖が5ヶ月、 スキー復帰が骨折後から1年半後でした。
仕事に関して
このケガをキッカケに会社を辞める決意ができた私は、 興味があったIT系ベンチャーからの誘いを受けて、 WEBエンジニアとして転職してしまいました。
そして入社時に社長に「本気で仕事してくれたら、1年後には給料倍にしてやるよ」と言われた事を真に受けて、 スキーできないためムダに余っていた時間と労力を全て仕事に費やし、 本当に一年後には給料が倍になっておりました。←ITバブルだったからね
このときの1年半は今の自分のキャリアの基礎だと思っているし、 何より素人ながらある程度は自力でキャッチアップできたという事実は大きな自信になっています。
スキーに関して
というわけで復帰までの1年半ほとんどリハビリしてませんでした。 復帰した初年度は適当に飛んだり擦ったりしていました。←今思うと恐ろしい、、、 結果、徐々に左足にムリな負荷がかかっていき、 次のシーズンに半月板切れたり、その翌シーズンはまた骨折したりで、 また入院手術を繰り返し、その度にリハビリに真剣になり、より入念なトレーニングを行い、 高くても精度の高いマテリアルを求めるようになりました。←リハビリのためタバコもスパッと辞めれました
9年前とは比べ物にならないくらいスキーと身体についての知識が増え、 ストイックさも増したと思います。
何が言いたいかというと
ケガして失ったものは何かというと、 良くも悪くも、「それまでの自分」だけでした。 逆に得たものは「新しい自分」です。
以前のような思い切りの良さはないが、 それでもスキーできてます。←ケガを酷く恐れるおチキンさんですが、、、
そして、あのケガが無ければ転職しなかっただろうし、 今は今で何とかなっているので、結果オーライかと。
ケガして凹んでいる方に、何か助けになればと思い書いたエントリーでした。