skiingsyndrome

フリースキーなブログを更新したりしなかったり

埼玉x-techのおもひで

月曜の朝の通勤中、x-techが閉店するという話をFBで目にしました。

体中に衝撃が走りました。

私にとってあのお店の存在はとても大きなものだったようです。

2002年の秋〜2004年の春

2002年の秋くらいだったと思います。 以前からネットで存在を知っていたx-techですが、なかなか勇気が出ませんでしたが、 ようやく決意し一人で行ってきました。

当時、休日出勤が多くて日曜しか確実な休みが無く、 その日も疲れた体にムチを打ち夕方にやっと出発したのを覚えています。

東松山に19時くらいに到着しました。

おそるおそるテックの受付に行くと女性が居て、 初めてだと告げて2時間料金を払いました。

その女性に保険加入が必要だと言われ、 払いたくなかった自分は、強制ですか?任意ですか? みたいな事言って抵抗したような記憶がありますw

受付を通過してTVとソファーがあるスペースに目をやると、 5、6人のグループが談笑していました。

その様を見て、「一人で来てるのは俺だけかな?」なんて思ったりして不安になりました。

それから着替えて下階のトランポリンへ行くと、 野人さんが初心者レッスンをしてくださいました。

周りの目を気にしながら必死にタックを練習して止まり方を習得しました。

その日は混み合っていたので2時間で10回程度トランポリンを飛びました。

待ってる間に観た野人さんや他の客の超人的なトランポリン、 誰だか知らないインラインスケーターのとてつもない高さを出してたランプがとても衝撃的でした。なんかぐるぐる回ってました。

帰り際に野人さんから回数券を勧められたので購入しました。

購入した理由ですが、新卒で就職した会社での仕事にただただ疲れるだけの日々に何かしらの変化が欲しかったのだと思います。

 

それ以来、隔週くらいで日曜日の夕方はテックに行くようになりました。

11月も後半になると客が減っていき、不思議に思って野人さんに聞くと、 「みんな山に行ってるよ」との答えが来ました。

スキーは年末から滑るものだと思っていた当時の自分にはそれすら衝撃的でした。

何度か回数券を購入して通っていましたが、2003年になって程なくしたら、 年間パスポートを勧められました。 当時としては結構な金額でしたが、何の躊躇もなく購入しました。

出来上がったテックのパスポートの裏には、 「本証を携行する者は、フリースタイルスポーツのみならず、その人生も謳歌しなければなりません」という文字が記載されていて、 この言葉を自分はとても気に入り、仕事中もときどき財布からパスポートを取り出し、 裏返してはその文字を眺めていました。

春になると客がどんどん増えていきました。

毎週末通ってると知り合いが増え、 テックだけでなく、カムイ龍ケ崎や白馬五竜ウォータージャンプへ一緒に出かけるようになりました。

この頃から自分の生活はスキー中心になりました。

職場の椅子に座りながらミュートグラブを取ってみたり、 メールやmixi次の週末のオフトレの予定を連絡したり、 皆で神田に買い物に行ったり。。

板飛び

テックに行こうと思った最大の動機は板飛びでした。

当時はそれがとても有益に思えました。

かなり練習したら、540でグラブ取れるまでに成長しました。

https://youtu.be/DZ0U8WeSN2k

今思うとこの頃が一番安定していたと思います。 やはりトランポリンでのトレーニングは重要です。

2004年春、桶川移転

この件も衝撃的でしたが、 お店が東松山から桶川へ移転して再オープンされた時はとても嬉しかった。

早速お邪魔したときのヨッシーさんの笑顔が印象的でした。 さぞかし苦労したのだろうなと思いました。

ちなみに、この年は週5くらいで通ってました。

桶川なので多少近くなったこともあり、 帰宅して晩ごはん食べたら車に乗って閉店前のテックへGO!

遊びでやってたミスティーだけ野人さんに褒められたのが心外でした。 本気でやってたフラットスピンはダメだったんだろうな。。

懺悔

2005年に大怪我をしてから、テックに行く回数が減りました。

怪我が治った頃に所沢でウォーター施設が開業したり、 ここ最近だとクエストやブラッシュができたりしたので、 オフトレはそっちをメインにしてしまいました。 (あれほどトランポリンが有益だってことを知っているのに)

なのでテックが閉店すると聞いて残念だと思うと同時に、 なぜもっと足を運ばなかったのかと自分を責めてしまいました。

この週末にテックに顔を出そうか悩みましたが、やめておくことにしました。 もし今日テックに行ったら平常心でいられる自信がありません。(´;ω;`)

それに、大勢のお客さんが来るだろうから、 そのお客さんの対応を優先していただきたいと思います。

野人さんおよびx-techの皆様へ

野人さん、ヨッシーさん、サカプーさん、コッシーさん、ユリちゃん、エイミーさん、そのた関係者の方々、並びにテックで知り合った常連の方々、本当にお世話になりました。

私のフリースキーはx-techから始まったわけですが、 もしx-techが存在しなかったらこれほどスキーにハマらなかっただろうし、友達もできなかったことでしょう。 様々なリスクを冒してまでこのようなオフトレ施設を開業・運営してくださったことに、 感謝してもしきれません。

 

勇気を出してテックに入店したおかげでこの15年は人生謳歌できてると思います。 そしてこれからも謳歌していきたいと思います。

では、またどこかで。